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PAPYRUS CALENDAR

​パピルスでは毎年、一冊の古書を選び、そこに残された図版を元にカレンダーを作成しています。

​グーテンベルクが活版印刷術を考案して以降、20世紀初頭まで、書物の文字部分は一文字づつ独立した金属版を組み合わせてつくられる活版を用い、図の部分は木版や銅版などを用いて刷られていました。木版や銅版は現代では主に芸術や紙幣の印刷など特別な分野でしか用いられていない技法ですが、当時の一冊一冊の書物には、それらを用いた非常に味わい深い画が贅沢に残されています。有名な画家や名もなき絵師により描かれた図版を、毎年皆さんにご紹介しています。

手彫りの版

PAPYRUSカレンダーは、説明文カードを除くカレンダー本体、ノート、帯、箱の全ての印刷部分の版を手彫で作成し、厳選した紙に一枚ずつ丁寧に刷り、完成させています。日付部分はブロックを組み合わせた活版を独自に作成し、月ごとにそれを組み替え、図柄部分とは別に刷っています。

手彫りの版の魅力と味わいをみなさんと共有できれば幸せです。

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